

使 用 方 法
人工大理石用アロンアルフアは、ホワイトとクリアの2種類ありますが、用途に合わせてご使用ください。
① 人工大理石の接着する面を目の細かいサンドペーパー(#400ぐらい)などで仕上げ研磨した後、切りくずや汚れをきれいに落としてください。
② 接着したい物の片面に、接着剤を容器から直接塗布してください。接着剤の過剰な塗布は、硬化時間を極端に遅くしますので、塗り過ぎに注意してください。
③ 接着部の高さ、位置関係に注意し、相手と貼り合わせ、クランプ等で圧締してください。
④ 圧締時間は、10~30分を目安としますが、接着性の硬化時間は温度や湿度に左右されるため、冬場には時間を長めに設定してください。
⑤ 圧締後、数時間放置して加工にはいることができますが、接合部に強い振動がかかる後加工や運搬は、1日ぐらいの養生をしてからが好ましい。
用 途 例
人工大理石用アロンアルフアの性状と接着性能
| 項目 \ 接着剤名 | 人工大理石用ホワイト | 人工大理石用クリア | ||
|---|---|---|---|---|
| 主成分 | α-シアノアクリレート | α-シアノアクリレート | ||
| 外観 | 白色液体 | 無色透明液体 | ||
| 粘度(mPa・s/25℃) | 300 | 500 | ||
| 比重(d20,4) | 1.015 | 1.050 | ||
| 引火点(℃)(タグ密閉式) | 83 | 83 | ||
| セットタイム(秒) | 30 | 5 | ||
| 圧縮せん断接着強さ(MPa) | 32.5 | 31.0 | ||
| 曲げ接着強さ(MPa) | 11.0 | 9.5 | ||
| 衝撃接着強さ(MPa) | 2.4 | 1.5 | ||
| 圧 縮 せ ん 断 接 着 強 さ MPa |
耐 熱 性 |
80℃×7 | 32.5 | 29.0 |
| 80℃×1ヶ月 | 32.5 | 27.5 | ||
| 100℃×7日 | 32.5 | 26.0 | ||
| 120℃×7日 | 28.0 | 19.0 | ||
| 耐沸水性(95℃沸水×24時間) | 21.0 | 9.5 | ||
| 耐サーマルショック性 0℃×20分~ 100℃×20分 |
10サイクル | 32.5 | 28.5 | |
| 38サイクル | 32.5 | 25.0 | ||
※被着材:アクリル系人工大理石
一 般 的 性 質
単量体の物性
| 外 観 | 無色透明粘稠液 |
|---|---|
| 主成分 | エチルαーシアノアクリレート |
| 粘 度(mPa・s/25℃) | 500 |
| 比重(d20,4) | 1.056 |
| 引火点(℃) | 83 |
| 発火点(℃) | 485 |
| 凝固点(℃) | -29.6 |
重合体(ポリマー)の物性
| 比 重(d20,4) | 1.2451 |
|---|---|
| 屈折率(n20,D) | 1.4870 |
| 硬 度(ロックウエルM) | 85 |
| ヤング率(N/mm²) | 580 |
| 線 膨 張 係 数 | 1.26×10-4 |
| 軟 化 温 度(℃ ビカート法) | 145 |
| 加熱負荷変形温度(℃) | 128 |
| 融 点(℃) | 205 |
| ガラス転移点(℃) | 170 |
| 体積絶縁抵抗(Ωcm,30℃) | 1014 |
| 誘電正接(10MC,10℃) | 0.068 |
| 誘電率(10MC,10℃) | 3.54 |
| 絶縁破壊電圧(kV/0.1mm、23℃) | 14.6 |
| 溶 剤 | ジメチルホルムアミド、アセトン |
性能
| 被着材 | セットタイム(≦sec) | 引張り接着強さ(N/mm²) | 引張り剪断接着強さ(N/mm²) | |
|---|---|---|---|---|
| 同種 |
硬質塩化ビニル メタアクリル ABS ポリカーボネート デルリン ベークライト FRP 天然ゴム ネオプレンゴム NBR 鉄 アルミニウム 銅 ステンレス |
5 5 5 10 5 3 30 3 3 3 10 10 2 10 |
35.0 ※(35.0) ※(25.0) 35.0 10.0 ※(35.0) 28.0 ※(2.5) ※(2.5) ※(2.5) 32.0 20.0 35.0 29.0 |
※(10.0) ※(5.0) ※(5.0) ※(5.0) 5.0 ※(7.0) 18.0 ※(0.4) ※(0.4) ※(0.4) 20.0 16.0 21.0 18.0 |
| 異種 |
硬質塩化ビニル+鉄 アルミニウム+ABS ベークライト+銅 ステンレス+FRP ネオプレンゴム+鉄 ネオプレンゴム+ABS ネオプレンゴム+硬質塩化ビニル |
10 10 3 30 5 10 3 |
18.0 15.0 25.0 27.0 ※(2.5) ※(2.5) ※(2.5) |
※(10.0) ※(7.0) ※(5.0) 16.0 ※(0。4) ※(0。4) ※(0。4) |
試験方法 JISK6861 ― 1977 に準拠
テストピース
引張り接着強さ 12.7×12.7×38mm 接着面積 1.613㎠<
引張り剪断強さ プラスチック・ゴム 3×25×100mm 接着面積 3.125㎠
金属 1.6×25×100mm 接着面積 3.125㎠
ラップ長さ 12.5mm
測 定 条 件 23±1℃、0±2%RH
※印は母材(テストピース)が破断し強度の測定が不能です。
取り扱い上の注意
①あやまって指などを接着したときは、無理にはがさずぬるま湯の中で少しずつ、もみほぐしながらはがしてください。または、アロンアルフアはがし液やアセトンをお使いください。
②万一、眼に入った場合は、すぐに水で洗眼し、医師の手当てをうけてください。無理にはがそうとしたり、眼をこすったりは絶対にしないでください。(人体に害はありません)
③接着力は非常に強力ですから、幼児や児童の取扱いは危険です。特にご注意ください。(詳細は弊社発行の製品安全データシートを参照してください。)
ここに記載している商品はほんの一部です。
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