ボンド・接着剤・アロンアルファ・ハードロックの卸 / 有限会社ビガーサイエンス(大阪営業所)

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透明性エポキシ樹脂

ボンドE70

ボンドE70は低粘度かつ光学的透明性にすぐれた常温硬化型エポキシ樹脂です。
透明性を要求される注型物の作成や厚塗りコーティングなどの用途に最適です。

透 明 エ ポ キ シ
ボンド E70 ボンド エポクリヤー
ボンド E70 ボンド エポクリヤー
15g、1.7kgセット 15gセット

特 徴

  1. 硬化した樹脂は無色かつクリヤーで、光学的透明性に優れています。
  2. 無溶剤の反応型で、硬化に際し収縮が殆どありませんので注型が可能です。
  3. 接着性および耐水性に優れています。

使 用 方 法

  1. 注型、接着あるいはコーティングにあたっては、基材の前処理(脱脂、サンディングなど)や、必要な準備を行ってください。
  2. 適当な混合用容器に主剤、硬化剤を正確な比率で必要量計り取ってください。
  3. ステンレスあるいはポリ製のへらや棒で丁寧に混合して下さい。容器の壁や底も攪拌不足や未混合部が残らないよう注意してください。
  4. 可使時間内に使い切るよう配慮し各用法に用います。必要によりドライヤー等の温風をあて脱泡します。
  5. その後、初期硬化に至るまでは静止を保ち、さらに実用硬化に至るのを待って供用します。

ワ ン ポ イ ン ト テ ク ニ ッ ク

・冬場は硬化が遅れますのでなるべく暖かい環境でお使い下さい。常温時でも早い硬化を望む場合は50~60℃を限度として1~2時間加温してください。

・雨天など、多湿時には表面が曇ることがあります。また、夏場のエアコン下でも同様の現象が起こることがあります。このようなときは、周りの雰囲気から遮断するよう密閉ボックス内で養生するか、乾燥加温雰囲気をこしらえて下さい。樹脂の可使時間範囲内での熟成や初期のドライヤー加温も効果あります。

一 般 性 状

項目 単位 または 条件 ボンドE70
主  剤 硬 化 剤
主成分 エポキシ樹脂 変成脂環式ポリアミン
外 観 極淡黄色透明液 極淡黄褐色透明液
粘 度 cps/25℃ 1600±500 300±100
比 重 20℃ 1.16 混合物1.09 1.01
混合比 重量比 100 70
可使時間 100g 20℃ 35~40分
初期硬化時間 20℃ 初期硬化 約6h  初期実用 約12~14h
標準硬化条件 20℃ 実用硬化 1日  完全硬化7日

温度 - 粘度の関係 測定例(BM型、12rpm)           [単位:CPS]

温度 5℃ 10℃ 15℃ 20℃ 25℃ 30℃ 40℃ 50℃
主 剤 17,000 8,000 4,500 2,300 1,500 900 400 200
硬化剤 1,000 1,200 700 450 300 210 110 60
混合物 6,000 3,100 1,900 1,000 600 450 220 110

代表物性 測定例 (20℃ 7日硬化)

項目 試験法 単位 測定値例
圧縮降伏強度 JIS K6911 kg/c㎡ 578
圧縮弾性率 JIS K7028 kg/c㎡ 1.38×10
引張り強度 JIS K7113 kg/c㎡ 433
曲げ強度 JIS K7203 kg/c㎡ 549
ショアーD硬度 JIS K7215 HD D 82-80
硬化物比重 JIS K7112 1.15
吸水率(7日浸漬) JIS K6911 % 0.53

その他性能 測定例

① 接着性能 測定例(鋼S55C同士、サンドブラスト研磨、20℃雰囲気)
接着強さ種類 単 位 1 日 7 日
引張せん断接着強さ kg/c㎡ 64 152
曲げ接着強さ kg 59
② 経時硬度変化 測定例(JIS K 7215 20℃硬化)
単位 1日 2日 3日 7日
ショアーD硬度 HD D 70-55 80-75 80-78 82-80
③ 耐薬品性 測定例(JIS K 6911 20℃7日浸漬)
薬品 5%HCl 5%H2SO4 5%NaOH
重量変化率(%) 0.53 0.85 1.58 0.60
④ 耐候性 試験例
屋外15日 屋外30日 WOメーター 200h
注型物 5mm厚 かすかに黄 わずかに黄 やや黄褐色
写真上コート 1mm厚 良 好 かすかに黄

注:写真上コートの場合、写真そのものが先に変色します。

取り扱い上の注意

① 各剤の保存は密栓の上、冷暗所に保存してください。
※高温で長期保存すると樹脂が黄ばむことがあります。
※特に硬化剤は開放のままでおくと湿気や炭酸ガスを吸って変質することがあります。

② 直接皮膚に触れると人によりかぶれることがありますので、使用に際してはビニル手袋等の保護具を着用してください。皮膚に付いた場合は拭き取った上、石鹸水でよく洗い落して下さい。

③ 混合などに使用した容器、ヘラ類は樹脂が固まってしまわないうちに溶剤等で洗浄して下さい。

ここに記載している商品はほんの一部です。
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