酢酸ビニル樹脂溶剤形接着剤
発泡スチロールと木材、紙、スレートなどの接着に
KE60:1㎏ , 15㎏缶入り
ボンドKE60は、酢酸ビニル樹脂の溶液重合タイプで、その接着性、光沢、弾力性等の特徴を利用して、接着剤をはじめとする各種の広い用途をもっています。
用 途
■ 紙、布、木材、スレート、コルク、陶磁器、発泡スチロール等、広範囲の材質の接着。(特に発泡スチロールと木材、紙、スレートなどの接着に適します。)但し、ゴム、ビニール、ポリエチレンなどには接着しません。■ 相溶性のある樹脂としては、ニトロセルローズ、エチルセルローズ、ある種のフェノール樹脂、アルキット樹脂、ロジンなどがあります。ニトロセルローズの混用によって耐水性、耐熱性、などの向上が得られます。逆にワニスやラッカーを加えることにより、その改質もできます。但し塩ビ、スチロール、ゴム等とは相溶しません。
■ 可塑剤(DBP、TCP,塩化時フェニール等)を混入すれば膜の弾性を増し柔軟になります。且ヒートシール性もよくなるので溶剤を揮散させてから120℃くらいで熱圧し、ヒートシール接着剤としての利用が可能です。
■ 印刷インクに使用することにより美しい光沢が得られます。
■ グラシン紙やセロファンに塗布すれば耐油性の食品包装紙も作れます。
■ 希釈溶剤はアルコール類(イソプロピルアルコールは除く)酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエン、キシレン、アセトン、MEKなど多くの有機溶剤の使用が可能です。
■ 充てん材としてカオリン、炭カルなどを混合すれば増量と充てん効果、機械的性能の改善に有効です。
特 徴
■ 無色透明で接着部に着色汚染しません。
■ 広範囲の材質に対し優れた接着性を示します。
■ 乾燥皮膜は光沢を有し、弾力性も優れています。
■ スチレンフォームなどのプラスチック発泡体を侵しません。
■ 可塑剤、他の樹脂、充てん材等を混用して目的に応じた変性も可能です。
■ 広範囲の材質に対し優れた接着性を示します。
■ 乾燥皮膜は光沢を有し、弾力性も優れています。
■ スチレンフォームなどのプラスチック発泡体を侵しません。
■ 可塑剤、他の樹脂、充てん材等を混用して目的に応じた変性も可能です。
性 状
項目 \ 品名 | ボンドKE60 |
---|---|
主 成 分 | 酢酸ビニル樹脂 |
主 溶 剤 | メタノール |
外 観 | 無色透明液 |
粘度(mPa・s[23℃]) | 1600~2500 |
不揮発分(%) | 48~52 |
重 合 度 | 約60 |
技術データ(接着強さ試験結果)
1.カバ / カバの接着
品 名 \ 試験条件 | 状 態 | 耐 水 |
---|---|---|
KE60 | 20.0 {186} | 11.3 {111} |
JIS K 6804に基づく試験
2.発泡スチロールの接着
被 接 着 | 結 果 |
---|---|
発泡スチロール / 合 板 | スチロール破断 |
発泡スチロール / 木 材 | スチロール破断 |
発泡スチロール / スレート | スチロール破断 |
発泡スチロール / せっこうボード | スチロール破断 |
KE60を片面に塗布、指圧の後室温に24時間放置してから手による割裂はく離を行なう。
ここに記載している商品はほんの一部です。
この他、コニシ㈱の商品も取り扱っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。