は じ め に
瞬間接着剤は総じて耐熱性、耐衝撃性等に欠けるため、自動車用途では仮止め、あるいはゴム部品の接着に多用されている。 代表例が、ウェザーストリップ（ドア周りゴム部品）における型成型部の補修接着（下図）である。 様々な条件下での超速硬化（セットタイム１秒以下）が望まれているが、当社高機能品（EXTRA2000）を用いても、十分なセットタイムが得られなかった。 そこで、従来品とは異なる新たな配合設計が必要と考え、開発に着手し、完成したのが＃２２２ＲＦである。
アロンアルフア #222RF の特徴
#222RFは、硬化速度短縮、特にゴムの接着に特化したグレードです。
・ ゴム短時間硬化によりライン適正に優れます。
・ TPOに対してもプライマーなしで高速接着可能です。
・ 金属に対しても良好な接着速度を示します。
接着剤の一般性状および接着性能
| Properties and Test Conditions | #222RF | #221RF | |
|---|---|---|---|
| Main ingredient | Ethyl 2-Cyanoacrylate | ||
| Viscosity | （mPa・s 25℃） | ２００ | ２ |
| Setting time | EPDM | ３ | １ |
| TPO | ３ | ３ | |
| NR | ７ | ５ | |
| Fe | ２０ | １０ | |
| SUS | １０ | ７ | |
| PVC | １ | １ | |
| FRP | ６０ | ３０ | |
| PBT/SUS | ２０ | １０ | |
| PBT/TPO | １０ | １０ | |
| Tensile strength （N/m㎡） |
Fe PVC |
37 28 |
35 30 |
| Shear Strength （N/m㎡） |
EPDM | 0.79 * | 0.81 * |
| TPO | 0.97 * | 0.95 * | |
EPDM、TPOは、自動車向け汎用品を使用。*材料破壊
試験方法 ＪＩＳＫ６８６１－１９７７に準拠
テストピース
引張り接着強さ 12.7×12.7×38mm 接着面積 1.613㎠
引張り剪断強さ ｺﾞﾑ 3×25×50mm ﾗｯﾌﾟ 長12.5mm 接着面積 3.125㎠
測 定 条 件 23±１℃、60±2%RH
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