ボンド・接着剤・アロンアルファ・ハードロックの卸 / 有限会社ビガーサイエンス(大阪営業所)

コンテンツ上部

高耐湿性NS-600-08

性状及び接着強さ

項 目 NS-600-08A NS-600-08B 備 考
主成分 変性アクリル 変性アクリル
外 観 褐色性粘稠液 褐色性粘稠液
粘 度
[mPa・s]
8000 8000 B型粘度計
25℃、ローター№5、20rpm、2分値
固着時間
[min]
9.0 ± 1.0 弊社測定方法
23℃、鉄/鉄(サンドブラスト処理)
引張剪断接着強さ
[MPa]
19.1 JIS K-6850
23℃、鉄/鉄(サンドブラスト処理)
T型剥離接着強さ
[kN/m]
3.3 JIS K-6854
23℃、鉄/鉄(サンドブラスト処理)
衝撃接着強さ
[KJ/㎡]
13.8 JIS K-6855
23℃、鉄/鉄(サンドブラスト処理)
硬化物硬度 54(ショアーD) JIS K-7215
消防法危険物分類 第4類第3石油類 第4類第3石油類

被着体別接着強さ

被着体の種類 剪断接着強さ[MPa] 破壊状態 備考(表面処理等)
金属 鉄(SPCC-SD) 15.3 凝集破壊 無処理(油面)
ステンレス(SUSS04) 16.1 凝集破壊 無処理
アルミニウム(AS052P) 16.8 凝集破壊 サンドブラスト処理
プラスチック アクリル(MMA) 7.1 材料破壊 IPA拭き
ポリスチレン(M1-PS) 1.3 界面破壊 IPA拭き
ポリカーボネート(PC) 5.9 凝集破壊 IPA拭き

温度と固着時間

雰囲気温度と接着強さ

温度と固着時間のグラフ 雰囲気温度と接着強さ

耐湿性-1


耐湿性-2

耐湿性-1のグラフ 耐湿性-2のグラフ

養生時間と接着強さ


混合比と接着強さ

養生時間と接着強さのグラフ 混合比と接着強さのグラフ

耐熱性

耐熱性のグラフ

使用方法

ハードロックは被着体の表面処理をあまりせずに接着することが可能ですが、高強度で耐久性を要求する用途では被着体の表面処理をしてください。一般的な被着体の表面処理は表面処理の項を参照ください。

①ハードロックは消防法の危険物に該当しますので作業場は火気厳禁としてください。
②A剤とB剤の割合は体積で約1:1になるようにご使用ください。
③被着体の接着部は油やほこり等をウェスなどでよく取り除いてください。
④塗布は当社専用塗布機のご使用をお奨めします。専用塗布機を使用しない場合には、次の要領でご使用ください。
⑤皮膚につけないように保護手袋の着用をお奨めします。
⑥A剤とB剤を重なるように塗布し、必要に応じて簡単に混合してください。
⑦接着剤が接着部全体に広がるように被着体同士を接着、固定してください。
⑧接着作業はA剤とB剤の接触した時から固定までの時間は夏場(30℃)で1分以内、冬場(5℃)で2分以内に終了するようにしてください。
⑨固着するまでは動かさないようにしてください。固着する時間は夏場(30℃)で10分以上、冬場で20分以上を目安にしてください。
⑩接着工程以後、被着体が、焼き付け塗装などの熱履歴を受ける場合、被着体材料の鋼板原板の表面処理の種類によっては、接着強度の低下を起こすことがありますので、確認してから使用してください。特にメッキ鋼板にはご注意ください。

(注)接 着 部 、接着面積は掛かる力の方向や必要強度、耐久性等をよく考慮して設定してください。

被着体の表面処理

鉄は表面処理をしなくても接着可能であるが、サンドブラストやワイヤーブラシなどで表面を荒らし、アセトンなどの溶剤でほこりや油を完全に拭き取る。特に熱間圧延鋼板はサンディングなどで黒皮を完全に除去する必要がある。表面処理後はできるだけ早く接着する。
アルミニウム アルミニウムは表面酸化層が弱いため、サンドブラストやワイヤーブラシなどで表面酸化層を取り除き、アセトンなどの溶剤でほこりや油を完全に拭き取る。表面処理後はできるだけ早く接着する。
ステンレス ステンレスは表面状態により接着のバラツキがでやすい材料であるため、サンドブラストやワイヤーブラシなどで表面を荒らし、アセトンなどの溶剤でほこりや油を完全に拭き取る。表面処理後はできるだけ早く接着する。
プラスチック一般 プラスチックは材料により接着性が大きく異なるので使用前に接着性を試験する必要があります。また、プラスチックは成型時の離型剤などの影響も受けるので、サンドブラストやワイヤーブラシなどで表面を荒らし、メタノール等プラスチックを犯さないアルコール系溶剤でほこりや離型剤を完全に拭き取る。

取扱い注意事項(詳細はMSDSを参照ください。)

・多量に接着剤を混合すると激しい発熱が生じますので行わないでください。
・火気厳禁及び換気に注意してください。万一、火災が発生した場合には水、粉末、炭酸ガス消火器を使用して消火してください。
・保護眼鏡、保護手袋、必要に応じて有機ガス用マスクを着用してください。
・臭気で気分が悪くなった場合、通風のよいところで安静にし、必要により医師の手当を受けてください。
・皮膚や衣類に付着したりするとかぶれるおそれがありますので早めに温水で洗ってください。万一、かぶれた場合には医師の手当を受けてください。
・目に入れたり、飲んだりは絶対にしないでください。誤って目に入った場合、15分以上流水で洗浄し、医師の手当を受けてください。また、誤飲した場合、水でよく口の中を洗浄し、直ちに医師の手当を受けてください。
・こぼした場合には布きれで拭き取るか、砂等に吸い取らせて、公的に認可された産業廃棄物業者に委託し、焼却してください。
・空容器及び余った場合は公的に認可された産業廃棄物業者に委託し、焼却してください。

ここに記載している商品はほんの一部です。
この他のデンカ㈱の商品も取り扱っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

ご注文・お問い合わせはコチラ

 

コンテンツ下部